しっかりと休養したいのに、なかなか熟睡できず疲れが取れないなんてことはありませんか？
不眠の症状があると、日常生活に支障がでることもあるでしょう。
しかし一口に不眠といっても、さまざまな原因があります。
まずは、自分がどの原因に当てはまっているのかを知って、改善への第一歩を踏み出しましょう
この記事では、不眠の原因を大きく5つに分けて紹介していきます。
眠れない日が続いている…、不眠の原因を探りたいという人は、不眠の悩みが少しでも改善へと近付けるように、この記事を読んでみてください。
自分の症状や生活を振り返ってみるきっかけになれば幸いです。

不眠原因1．生理的な要因

不眠症は、生活習慣や睡眠時の環境に原因があることがあります。
例えば、不規則な生活・運動不足・時差がある場所・周囲の騒音・明るさ・気温や室温・寝具や枕が合っていないなどが原因のケースです。
シフトの影響やスケジュールが急に変わることも、不眠に影響する可能性があります。
また、女性の場合は月経困難（生理痛）や月経前症候群（PMS）などの周期が原因で、不眠が起こることもあるようです。
生理的な要因が原因で不眠を起こしている場合は、少しでも眠りにつきやすい環境づくりをすることが大切です。

こちらの記事では、睡眠障害における訪問診療について解説しています。あわせてご覧ください。
睡眠障害は訪問診療の対象？受診のタイミングやメリットも解説

不眠原因2．心理的な要因

不眠は、心配事や不安があったり、楽しみなことの前に気持ちが高ぶったりして眠れないなどの心理的要因の場合もあります。
例えば、子どものときに遠足の前の日に楽しみで寝られなかった…というのは、経験したことがあるという方もいるのではないでしょうか。
このような一時的な要因であればすぐ解決しますが、心配事などが原因で長く不眠が続く場合は、対策が必要です。
不安要素の強い心理的な要因で不眠になっている疑いがある場合は、心配事や問題について考えたり、行動を計画したりするのは翌日にしましょう。
昼間の悩みを寝床に持っていかないことが大切です。

不眠原因3．薬理学的な要因

薬の副作用や飲食物が、不眠症を引き起こすこともあるようです。
例えば薬では、降圧剤・甲状腺製剤・抗がん剤・抗ヒスタミン薬・ステロイドなどが挙げられます。
また、睡眠を妨げることのあるアルコールや利尿作用のあるカフェイン、覚醒作用のあるニコチンなどの嗜好品も当てはまります。

心当たりがある方は、就寝の4時間前からはカフェインの入ったものを摂取しないようにしたり、アルコールを飲んだりするのを避けましょう。
また、夜は神経刺激作用のある喫煙も避けた方がいいといわれています。
薬の服用で不眠になり辛い状態が続くようでしたら、一度専門医に相談することがおすすめです。

不眠原因4．身体的な要因

高血圧・心臓病・呼吸器疾患・アレルギー疾患などの病気や、年齢・頻尿・痛みやかゆみ・咳・息苦しさなどの症状があるときに、なかなか寝付けないことがあります。
女性の場合は、更年期障害でほてりやのぼせ、汗をかくことで眠りにつきにくかったり、途中で目が覚めたりすることもあるようです。
身体的な要因が原因で不眠の場合は、症状や病気を治療することが改善へと繋がります。

こちらの記事では、更年期についてと更年期とうつ病の関係性について解説しています。あわせてご覧ください。
更年期はうつ病になりやすい？更年期の症状と因果関係を知ろう

不眠原因5．精神的な要因

神経症やうつ病、統合失調症などの精神的な病気は、不眠を伴う場合が多いようです。
また、悩みや緊張から起こるストレスがある方や、神経質な性格の方も不眠症になりやすい傾向にあります。
慢性的な不眠症の3分の1から半数は、何らかの精神医学的な疾患があるようです。
心当たりがある場合、専門医のもとで適切な治療を受けましょう。

睡眠の質を高め、心地よく眠るためには？

ここまで様々な不眠の原因をご紹介してきましたが、それでは睡眠の質を高めるためには一体どうすれば良いのでしょうか？

正しい睡眠のとり方を知ることで日々の疲れをリセットすることができるため、あわせて覚えておくとよいでしょう。
下の記事をご参考ください。

正しい睡眠のとり方とは？眠りの質を高めて疲れをリセット

不眠の原因を知り対策をしよう

いかがでしたでしょうか？
この記事を読んでいただくことで不眠の原因についてご理解いただけたと思います。
不眠症になる原因には、さまざまな理由があります。
眠れなくて困ったときには、放置せず自分に合った対策や治療を行いましょう。

赤羽すずらんメンタルクリニックでは駅から約1分で着く女性医師の心療内科です。

不眠でお悩みの方は赤羽すずらんメンタルクリニックへぜひ一度ご相談ください。