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ひきこもりで訪問診療を利用するタイミングは?メリットや注意点も解説

[2023.04.04]

「ひきこもりで訪問診療を利用するタイミングは?」
「ひきこもりで訪問診療を利用するメリットは?」
「訪問診療を利用する際の注意点は?」
近年、社会問題としても取り沙汰されるひきこもり。
うつ病など精神疾患の認知度が上がるにつれ、ひきこもりと医療のつながりの重要性も浸透してきています。
なかでも訪問診療との関連性は高く、近年注目されています。
本記事では、ひきこもりで訪問診療を利用するタイミングや、訪問診療のメリットから注意点に至るまで幅広く解説していきます。

ひきこもりの訪問診療とは

まずは、訪問診療とは何かから解説していきます。
訪問診療とは、その名のとおり「患者の自宅へ訪問して診療する診療法」です。
訪問診療には、病院診療とはまた違った長所や短所が存在します。
そちらものちほど詳しく説明していきますね。
ここからは、まずひきこもりの訪問診療について、以下3つの観点からより具体的に解説していきます。

  • 対象者
  • 訪問診療の流れ
  • 診療内容

それぞれ見ていきましょう。

対象者

まずは、対象者から確認しましょう。
一般的に、訪問診療は「通院が困難なほど重度なひきこもりの方」や「高齢のひきこもりの方」、「身体に障害があるひきこもりの方」など、外出が難しい方に対する医療サービスです。
ひきこもりの方は、家に閉じこもっているという性質から、医療機関への通院が難しい場合が多いです。
そのため、診療所や病院に通わずに自宅で医療サービスを受けられる訪問診療はひきこもりの方にとって重要な医療サービスです。

こちらの記事では、ひきこもりになってしまう原因について詳しく解説しています。あわせてぜひご覧ください。

訪問診療の流れ

次に、訪問診療の流れを確認しましょう。
訪問診療は、基本的に以下のステップで行われます。

  1. 医師が患者さんの自宅を訪問する
  2. 患者さんの健康状態を診察・診断する
  3. 必要な医療行為を行う

診察以外にも、適宜以下のサービスが提供されることもあります。

  • 薬剤師が訪問し薬の調剤・配送を行う
  • 看護師が訪問し医療行為を行う
  • 訪問診療前や訪問前後に電話で様子を訊く

訪問診療は、事前に予約を取ります。
予約時に患者さんの希望日時を伝えることで、医師が自宅へ訪問するスケジュールを調整してくれます。

診療内容

最後に、診療内容を確認しましょう。
訪問診療では、患者さんの健康状態を診察し、必要に応じた処置や処方箋の発行を行います。
病状や症状に応じて、訪問診療において実施される医療行為はさまざまです。
たとえば、医師が自宅で採血・注射を行うことも可能です。
また、薬剤師が薬を調剤・配送することもでき、看護師が送迎や医療行為を行うこともあります。
訪問診療では、病気や症状に応じて診療が行われるため、患者にとって適切な医療サービスを受けることができます。

ひきこもりで訪問診療を利用するタイミング

訪問診療の概要がわかったところで、ここからは、訪問診療を利用するタイミングについて解説していきます。
ひきこもりの人が訪問診療を利用する理想的なタイミングは、早期がもっとも望ましいです。
ひきこもりの人は、社会との接触が少なくなるため、身体的な病気や精神的な不調を放置することがあるためです。
とくに、心身の症状がある場合は放置すると悪化し、回復するのに時間がかかることがあります。
そのため、早めに訪問診療を受けることで専門家が介入し、適切な治療や対応を行い、悪化を防ぐことができます。
また、ひきこもりの人は、外出することが難しい場合があるため、訪問診療は自宅で受けることができ、負担の軽減にもつながります。
ただし、ひきこもりの人が訪問診療を受ける際には、本人の了解が必要です。
周囲の家族や支援者と協力して、援助体制を整えることが必要不可欠です。

ひきこもりで訪問診療を利用するメリット

次に、ここからはひきこもりで訪問診療を利用するメリットについて解説していきます。
代表的なメリットは以下の3つです。

  • 普段の生活状況を確認しながら診療してもらえる
  • 環境を大きく変えずに治療できる
  • 家族との距離が離れない

それぞれ見ていきましょう。

普段の生活状況を確認しながら診療してもらえる

まず紹介するのは「普段の生活状況を確認しながら診療してもらえる」というメリットです。
ひきこもりの人は、外出することが困難であるため、普段の生活状況を医師に伝えることが難しい場合があります。
しかし、訪問診療を利用することで、医師が自宅を訪問し、患者の生活状況を直接確認できます。
たとえば、部屋の中の環境や食事の状況、排泄や移動の困りごとなど、患者が抱える問題を医師が目にすることで、より正確な診断や治療計画を立てることができます。

環境を大きく変えずに治療できる

次に紹介するのは「環境を大きく変えずに治療できる」というメリットです。
ひきこもりの人は、外出が困難なため、治療を受けるために病院やクリニックに通うことが難しい場合があります。
しかし、訪問診療を利用することで、自宅に医師が来て治療を受けることができます。
そのため、患者の環境を大きく変えることなく治療を受けることができます。
これによって、患者がストレスを感じることなく治療に取り組むことができ、治療成果を出しやすくなります。

家族との距離が離れない

最後に紹介するメリットは「家族との距離が離れない」です。
ひきこもりの人は、家族と過ごす時間が多いため、家族との関係が非常に重要です。
病院やクリニックに通院することが困難である場合、家族との時間が減少することがあります。
しかし、訪問診療を利用することで、自宅で治療を受けながら、家族との時間を確保できます。
これによって、家族とのコミュニケーションが保たれ、患者の精神的な健康状態が改善されやすくなります。

ひきこもりで訪問診療を利用する際の注意点

ここまで、ひきこもりで訪問診療を利用するメリットを解説してきましたが、最後に訪問診療の注意点を解説していきます。
主な注意点は以下の3つです。

  • 医療費をあらかじめ確認しておく
  • 利用前に医師と十分コミュニケーションを取る
  • 治療内容を正確に把握できるよう努める

それぞれ順に見ていきます。

医療費をあらかじめ確認しておく

訪問診療には、通院と比べて費用がかかることがあります。
そのため、訪問診療を利用する前に医療費について十分に確認をすることが大切です。

利用前に医師と十分コミュニケーションを取る

訪問診療を利用する前に、十分に医師とのコミュニケーションを図ることが重要です。
ひきこもりの人は、心理的にもリスクが高く、特に訪問診療による治療を受ける際は、精神的に不安定になることがあるため、 医師と事前に十分にコミュニケーションを取り、不安や疑問を解消することが重要です。

治療内容を正確に把握できるよう努める

訪問診療で受ける治療内容について、正確な情報を把握しておくことが大切です。
訪問診療では、特定の病院や医療機関での治療とは異なる場合があるため、訪問診療で受ける治療内容について、正確な情報を把握しておくことが必要です。
治療の詳細を十分に理解することによって、治療の効果が最大限に発揮されることが期待できます。

ひきこもりの治療には訪問診療も一手

ひきこもりは、その性質上通院が難しい病態の一種です。
そのため、訪問診療も積極的に視野に入れるのが大切。
また、その際は前もって医療費の確認を行い、医師と深いコミュニケーションを心がけましょう。
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