メニュー

不登校・ひきこもり

不登校とは?きっかけとは。

文部科学省によると「不登校とは30日以上学校を欠席した児童生徒の中で病気や経済的理由ではなく、非行や怠学などの行動障害もなく、学校嫌いを理由に欠席している生徒」としています。不登校は10歳前後から増加し始め、中学校で約2.8%まで増加します。不登校のきっかけで最も多いのが友人との関係(52%)で、そのほか生活リズムの乱れ(34%)、勉強がわからない(31%)、先生との関係の悪化(26%)となっています。

また不登校の背景として社会不安、対人恐怖症、うつ、パニック障害、統合失調症、発達障害などが原因の場合があり、専門家の診断が必要となります。しかし、不登校の学生さんも10年後には70%程度の人が社会適応が良好な状態となるといわれていますので希望を持ってください。つらい時期の心の傷を深めないためにも早めの受診が必要でしょう。

 

登校を促すべきか

子供を学校に行くよう促すべきなのでしょうか?これには「すべき」「すべきでない」といった画一的な対応はないようです。身体的な病気、精神的な病気や自傷行為、発達障害が心配ないと判断された場合は登校への働きかけをしてもよいかと思います。しかし、追い詰めるのはよくありません。本人が少し関心を向け始めたときがチャンスかもしれません。一方で、ゆっくりと休ませる事を選択したときは、学校や勉強の話をせずに行きたいと思うまでじっくりと待つのがよいといわれています。あくまでも、大切なのは本人の状態と原因・背景をよく見たうえで個々に対応するのが良さそうです。両親だけで観察、決断するのは心細いものです。ぜひお近くの専門科に相談しましょう。

 

ひきこもりとは?

ひきこもりは「様々な要因の結果として社会的参加を回避し、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしてもよい)を示す現象」としています。全国で30万以上、100万以上前後であるという推測もあり、日本の重要な課題となっています。ひきこもりの平均開始年齢は22歳といわれていますが、20年以上ひきこもっている中高年のひきこもりの方も少なくありません。不登校と同じですが、背景として社会不安、対人恐怖症、うつ、パニック障害、統合失調症、発達障害などが原因の場合があり、専門家の診断が必要となります。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME