TMS治療(磁気治療)のメリット・デメリットを解説
うつ病の改善方法として日本でも可能になったTMS治療。薬物療法とは違い、副作用が少ないことが知られています。
しかし、まだ一般的な治療ではないためよく知らない方も多いでしょう。
そこで、この記事では今注目のTMS治療に関するメリットとデメリットについて解説していきます。
TMS治療(磁気治療)とは
TMS治療とは、頭を傷つけることなく磁気によって脳内の血流や神経を刺激する治療法です。
うつ病だけでなく、精神疾患や発達障害にもその効果が期待できます。
TMS治療とは?効果や安全性について解説
TMS治療と薬物療法の違い
日本では、うつ病の治療としては、現在も抗うつ薬などによる薬物療法が一般的に行われています。ここでは、薬物療法とTMS治療の主な違いについてまとめました。
| 比較項目 | TMS治療 | 薬物療法 |
| 効果が現れ始める時期 | 数回〜10回前後の施術以降に変化を感じる場合がある | 治療開始から数週間後に効果が見られることが多い |
| 治療の期間 | およそ30回前後を目安に継続することが多い | 長期間の服薬が必要になる場合が多い |
| 再発のリスク | 一定の再発リスクはあるが、継続的なメンテナンスで軽減が期待される ※1 | 継続的に服薬しても再発するケースがあると報告されている ※3 |
| 副作用 | 一時的な頭痛や刺激部位の違和感が生じることがあるが、重大な副作用は少ないとされる | 日中の眠気、めまい、吐き気、頭痛などがみられることがある |
| 治療効果の傾向 | 症状によっては改善がみられるケースがあるが、効果には個人差がある ※1 | 同様に個人差があり、薬の種類や体質によって効果が異なる ※4 |
| 費用 | 現在は多くの医療機関で保険適用外(自由診療)となっている ※2 | 一般的に保険適用されることが多い |
| 日常生活への影響 | 通院しながら受けやすく、車の運転など日常生活への影響は少ないとされる | 薬の影響で眠気や注意力の低下が生じることがある |
※1 臨床TMS研究会データより
※2 保険内診療を行う場合、「2か月以上の入院が必要」など、いくつかの条件を満たす必要があります。そのため、実施している医療機関が限られており、対象となる方も少ないのが現状です。
詳しい基準は以下のサイトに掲載されています。
http://www2.cmi.co.jp/brainsway/clinical/reimburse
※3 厚生労働省「うつ対応マニュアル」資料1:うつ病について より
※4 Stewart JA, Deliyannides DA, Hellersten DJ, et al. (2012): Can People With Nonsevere Major Depression Benefit From Antidepressant Medication?
J Clin Psychiatry 2012; 73(4): 518–525
TMS治療はこんな人に向いている?
TMS治療はうつ病が適応症の治療法ですが、特に以下のような人に向いています。- 少しでも早くうつ症状を改善したい
- 向精神薬の服用に抵抗がある
- 薬を飲んでいるが効果が感じられない
- 薬の副作用(眠気・倦怠感・体重増加など)がつらい
- 性機能障害などの副作用に悩んでいる
- 妊娠を考えている、または授乳中で薬を使いたくない
- 電気けいれん療法(ECT)に恐怖感がある
- 現在の治療法が自分に合っていない
現在の治療と相性がよくない・薬が合わない・問題を抱えているなどの患者さんは、TMS治療の特徴を理解して、治療の選択肢の一つと考えてみるとよいでしょう。
TMS治療のメリット
まずはTMS治療を行うメリットから見ていきましょう。
近年注目されている治療法だけあって、治療として嬉しいメリットが多く存在します。
それが以下の4つです。
- 副作用が少ない
- 効果が出るまで早い
- 治療の費用が明確
- うつ症状が改善しやすい
それぞれ解説していきましょう。
【メリット1】副作用が少ない
TMS治療は、一般的な薬物療法に比べて副作用が少ないことが特徴です。
薬物療法では、食欲が落ちたり、不眠になったり、体重増加、頭痛、性機能不全といった多くの副作用に悩まされる可能性があります。
一方、TMS治療の副作用は、治療中の頭痛やピリピリ感、不快感程度と症状が軽い場合がほとんどです。
治療回数を重ねていくと、徐々に不快感は減っていくとされています。
TMS治療はうつ病治療の救世主って本当?薬に頼らないとっておきの方法
【メリット2】効果が出るまで早い
個人差もありますが、早い方で治療を始めてから、5〜10回ほどで効果を実感される方がいらっしゃいます。
一方薬物療法では、症状の改善を感じるまでに2〜4週間は必要とされています。
予想以上に長引いてしまうことも少なくありません。
そのため、薬物療法に比べて、効果が出るのが早いのがメリットです。
【メリット3】治療の費用が明確
TMS治療は、治療期間がある程度決められているため、治療費の目安が分かる点がメリットです。
薬物療法は、いくつかの薬を長期間服用し続ける場合が多く、予定よりも費用がかかってしまうことも十分ありえます。
TMS治療の保険診療と自由診療の違いとは?費用や特徴について解説
【メリット4】うつ症状が改善しやすい
薬物療法で改善が見られなかった患者にTMS治療を行うと、約3〜4割に症状の改善が見られたとする研究データがあります。
独自に改良を重ね、約8〜9割の患者に改善があったとするクリニックも存在します。
TMS治療は、症状の重さに関係なく抑うつ症状が改善しやすいといえる治療法です。
こちらの記事では、うつ病の初期症状について解説しています。あわせてご覧ください。
うつ病にはどんな初期症状があらわれる?心身のサインをチェック
【メリット5】薬物治療を避けたい場合でも受けやすい
TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)は、薬を使わずにうつ症状の改善を目指す方法として知られています。
そのため、薬物治療を避けたい方にも検討しやすい治療法とされています。
たとえば、
・薬の副作用が心配な方
・内服治療が難しい事情がある方
などにとって、TMS治療はひとつの選択肢となり得ます。
うつ病治療で副作用に悩む人はTMS治療がおすすめ
TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)は、薬を使わずに脳を刺激してうつ症状の改善を目指す方法で、一般的に副作用が少なく身体への負担が比較的軽い治療とされています。
うつ病の治療を続けていても十分な効果を感じられない方や、薬の副作用に悩んでいる方にとって、TMS治療は検討する価値のある選択肢といえるでしょう。
また、薬物療法とTMS治療を併用することで、症状の改善を目指すケースもあります。このように、TMS治療はうつ病治療の幅を広げる可能性がある方法として注目されています。
TMS治療のデメリット
ここまでTMS治療のメリットを話してきましたが、デメリットも押さえたうえで治療に臨みたいところです。
ここからは、TMS治療のデメリットについても詳しく解説します。
ここで紹介するデメリットは以下の3つです。
- 治療可能な医院が少ない
- 治療開始初期は軽度な違和感を感じる
- 自由診療のため費用が高い
それぞれ見ていきましょう。
【デメリット1】治療可能な医院が少ない
TMS治療はまだ日本では馴染みがなく、適切な治療ができる知識豊富な医師や病院が少ないのが現状です。海外では研究が進み、一般的な治療になっていますが、日本が同じようになるまでには、相当な時間がかかるといえます。
TMS治療が可能な病院は首都圏に集中しており、誰でも気軽に治療ができる状況ではありません。
【デメリット2】治療開始初期は軽度な違和感を感じる
副作用が少ないTMS治療ですが、治療開始初期は磁気の刺激による、軽度な違和感を感じる場合があります。
この症状は治療を受けている間にのみ起こるとされています。
【デメリット3】自由診療のため費用が高い
TMS治療は、保険適用の条件があるため、ほとんどのクリニックは自由診療による治療を行っています。
そのため治療費にはばらつきがあり、1回の治療費は5,000円〜2万円程度かかります。
治療時間によっても治療費が変わるため、クリニック選びの際は費用面と治療内容の両方を確認するようにしましょう。
【デメリット4】けいれん発作について
けいれん発作はTMS治療において注意すべき点の一つです。けいれん発作は治療中または直後に発生することがありますが、強い不安やストレスからくる失神(迷走神経反射)の方が、実際にはけいれん発作よりも高い頻度で発生することが多いとされています。
そのため、けいれんと迷走神経反射を区別することが難しいこともあります。けいれん発作が起こると、回復に数分を要することもありますが、通常は比較的短時間で収束します。
◆TMS治療におけるけいれん発作の頻度
TMS治療によるけいれん発作の頻度は非常に低いと報告されています。1セッションあたりのけいれん発作の発生率は、0.003%未満(30,000回に1回)というデータがあります。最近の報告では、発生率はさらに低く、0.001%(89,000回に1回)とされています。
TMS治療でけいれん発作が発生する可能性は極めて低いですが、特に薬物やアルコールの使用歴があり、脳の萎縮などが見られる患者では、リスクが高くなることがあります。
治療中または治療直後にけいれん発作が発生することが一般的で、けいれん発作の持続時間は通常1分以内であり、5分以内で収束することがほとんどです。治療後に時間が経過してからけいれんが生じた場合は、TMS治療が原因ではなく、他の要因が関与している可能性が考えられます。
◆けいれん発作のリスク因子
TMS治療によるけいれん発作が発生するリスク因子として、刺激方法と患者の状況が挙げられます。
・刺激方法によるリスク因子
刺激方法によるリスク因子として、刺激の頻度が高いこと、刺激強度が強いこと、そして刺激時間が長いことが挙げられます。これらの条件が重なると、けいれん発作が誘発されやすくなるとされています。ガイドラインでは、1週間に15,000回以内の刺激数を推奨しており、この範囲を超えないように注意を払うことが重要です。
刺激が前頭前野に隣接する運動野に広がることがけいれん発作を引き起こす要因とされており、治療中に右手の親指が動いていないかを注意深く観察する必要があります。異常を感じた場合は、速やかに技師に報告することが求められます。
・患者の状況によるリスク因子
患者の状況によるリスク因子としては、睡眠不足やアルコール摂取、低血糖、さらにけいれんを引き起こしやすい薬物(例:三環系抗うつ薬)の使用が挙げられます。また、TMS治療中の居眠りや急な薬物療法の変更(例えば減薬)も、けいれん発作を引き起こすリスクを高める要因となります。
患者が薬物療法を受けている場合でもTMS治療を受けることは可能ですが、治療効果を最大限に引き出すためには、薬物の減量調整や刺激方法の調整が必要になることがあります。治療を受ける際には、医師との連携を密にし、患者の状況に応じた適切な対応を行うことが非常に重要です。
【デメリット5】日本での症例がまだ少ない
TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)は、まだ比較的新しい治療法であり、日本国内では症例数が他の治療法に比べて少ないことがデメリットの一つといえます。
そのため、国内で得られるデータや治療経験が限られており、安心材料として十分とは言い切れない面があります。一方で、アメリカなど海外ではTMS治療がうつ病治療の一つとして保険適用されるなど、一定の普及と実績が積み重ねられていることも報告されています。
日本においても今後、研究や症例の蓄積が進むことで、安全性や有効性についてより明確なデータが得られていくことが期待されています。治療を検討される場合は、経験のある専門医のもとで適切な説明を受けながら進めることが大切です。
【デメリット6】症状に対し効果がない場合もある
TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)は、うつ病治療の中でも薬の副作用が少なく効果が期待できる方法として注目されています。しかし、すべての方に効果が現れるわけではなく、症状や体質によっては十分な改善がみられない場合もあるとされています。この点は、TMS治療のデメリットのひとつとして理解しておく必要があります。
特に、薬物療法で改善が難しい「治療抵抗性うつ病」に対して行われることが多く、効果が見られるケースもあれば、変化が乏しい場合もあります。
とはいえ、薬での治療が難しかった方にとって、新たな選択肢の一つとして期待されている治療法でもあります。
TMS治療の効果には個人差があり、治療回数や刺激の強さ、体調などの影響を受けることがあります。
妊婦がTMS治療を受けるのは危険?知っておくべき注意点
TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)は妊娠中や授乳中の方にとっては注意点もあります。ここでは、「妊婦におけるTMS治療のリスク」や「授乳中の安全性」について、最新の情報をもとに解説します。
TMS治療は妊娠中でも安全?それともデメリットがある?
TMS治療は脳に磁気刺激を与える治療法で、薬を使わない点が大きなメリットです。しかし、妊娠中にrTMS治療(反復経頭蓋磁気刺激)を受ける場合は注意が必要です。現在の医学ガイドラインでは、TMS治療によるけいれん発作のリスクがわずかにあるため、妊婦への施術は慎重に検討するよう推奨されています。
妊婦へのTMS治療は胎児に影響する?
TMSの磁場は非常に短距離で減衰するため、刺激部位から70cm以上離れていれば胎児への影響はほとんどないと考えられています。実際、海外のガイドライン(オーストラリア・ニュージーランドなど)では、妊娠中でもTMS治療を許容する方向が示され
妊娠中TMS治療の最大のデメリット:けいれんリスク
TMS治療の重大な副作用として知られているのが「けいれん」です。発生率はごく稀ですが、妊娠中にけいれんが起きると、以下のような危険を伴う可能性があります。
- 転倒による母体の外傷
- 胎児の低酸素状態(酸素不足による脳障害リスク)
- 母体の呼吸停止による危険
そのため、妊婦がTMS治療を希望する場合は、主治医とよく相談し、他の治療法とのリスク比較を行うことが大切です。
授乳中のTMS治療は比較的安全
一方で、授乳中のTMS治療は比較的安全とされています。TMS治療では薬を使用しないため、抗うつ薬などに見られる「乳汁移行(母乳への薬の混入)」の心配がありません。このため、授乳期のうつ病・不安障害治療として、TMS治療は有力な選択肢といえるでしょう。
TMS治療の保険適用について
最後に、TMS治療の保険適用に関して解説して終わります。
TMS治療の保険適用には、抗うつ剤が効かず症状が難治化していることや、医療機関の紹介状が必要であることなどの条件を満たさなければなりません。医師の診断が必要になるため、自己判断でTMS治療を受けることは不可能です。実際に保険適用になる患者は、全体の3割程度と言われています。
TMS治療に対する誤解
TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)は、比較的新しい治療法のため、「リスクが高い」「どんな病気にも効く」など、良くも悪くも誤解を生みやすい側面があります。ここでは、TMS治療に関してよくある誤解と実際の考え方についてご紹介します。脳にダメージを与える?
TMS治療は、医療ガイドライン(※1)で定められた範囲内で安全性を確保しながら行われます。この範囲で実施されたTMS治療によって、脳組織に損傷などの病理学的変化が確認された例は報告されていません。また、従来から行われている電気けいれん療法(ECT)と比較しても、TMS治療が脳へ直接的なダメージを与える可能性は低いと考えられています。
※1 参考文献:Lefaucheur J.P. ほか(2014)「Evidence-based guidelines on the therapeutic use of repetitive transcranial magnetic stimulation (rTMS)」
PubMed(PMID: 25034472)
認知機能に悪い影響がある?
脳に刺激を与える治療であることから、記憶力や理解力などの認知機能に悪影響を与えるのではないかという懸念を持たれることがあります。
しかし、これまでの臨床報告では、TMS治療によって認知機能が低下したとする明確なエビデンスは示されていません。むしろ研究段階の報告では、記憶想起や言語処理、反応速度などに良い影響を与える可能性があるとも言われています。
偏頭痛が悪化する?
TMS治療では、治療後に一時的な軽度の頭痛が生じる場合がありますが、これは副作用として一時的に現れることがある程度で、多くは自然に改善します。
また、偏頭痛を持つ方への悪化リスクについては、一部の研究でTMSが偏頭痛の急性期治療に有効である可能性が報告されています。ただし、効果や安全性には個人差があるため、治療前に必ず医師へ相談しましょう。
子どもも治療できる?
TMS治療は、うつ病などの精神疾患に対して有効性が示されている一方で、18歳未満の方への実施は一般的に推奨されていません。
小児の場合、治療中に姿勢を保つことが難しかったり、頭部が小さいために刺激を適切な位置へ当てることが難しいことがあります。そのため、18〜20歳未満の方が治療を希望する場合は、保護者の同意や同伴が必要になるケースがあります。
ECT(電気けいれん療法)の方が効果がある?
ECTは、頭部に電流を流してけいれんを誘発し、脳機能の回復を図る治療法です。うつ病への有効性が確認されていますが、入院や絶食が必要になる場合があり、記憶障害のリスクも報告されています。
一方でTMS治療は、外来で行える・身体的負担が比較的少ないという特徴があります。ただし、効果の出方や持続性には個人差があるため、どちらが優れているとは一概にいえません。治療方針は、症状や生活状況に合わせて医師と相談しながら決定することが大切です。
tDCS(経頭蓋直流電気刺激法)の方が安全?
tDCSは、頭部に電極を貼り付け、微弱な電流を流して脳にアプローチする方法です。TMSと同様に脳機能の活性化を目的とする治療法ですが、現時点では科学的根拠や臨床データがTMSに比べて少ないとされています。
また、tDCSは刺激範囲の精度が限られるため、精神疾患の標準的な治療法としてはまだ確立されていない段階です。治療を検討する際は、医師と十分に相談し、目的や安全性を確認することが重要です。
TMS治療を受けられない人・推奨されない場合について
TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)は、うつ病などに対して安全性の高い治療法とされていますが、中にはTMS治療を受けられない人や、治療を推奨しないケースもあります。TMS治療にはデメリットやリスクもあるため、治療を始める前に必ず確認しておきましょう。TMS治療を避けた方がよい可能性がある人
次のような場合は、TMS治療による磁気刺激が体内の機器や金属に影響を及ぼすおそれがあるため、実施にあたっては十分な注意や事前確認が必要です。◆治療箇所の近くに金属がある人
人工内耳/磁性体クリップ/体内刺激装置/投薬ポンプ など
◆ペースメーカーがある人(心臓も含む)
◆けいれんのリスクが高いと考えられる人
てんかんの既往がある/頭蓋内病変の既往がある/アルコール依存症がある/慢性的な睡眠不足がある など
◆重度の心疾患がある人
TMS治療を慎重に検討すべき人
禁忌とは言えませんが、以下のようなケースではTMS治療を慎重に判断する必要があります。治療を希望する場合は、必ず専門の医師に相談し、リスクとメリットを確認してください。◆治療箇所の近くにはないが金属がある人
(一般的には銀歯やインプラントは問題ないとされていますが、事前確認が推奨されます)
◆けいれんを起こしやすい服薬や成分摂取をしている人(ベンゾジアゼピン系不安薬・睡眠薬、三環系抗うつ薬など)
◆覚せい剤使用者・離脱時
◆妊婦(けいれんなどで倒れるリスクを避けるため)
◆18歳未満の発達障害や精神疾患のある子ども(有効性がまだ証明されていない)
以上の人はTMS治療を安全に受けられない可能性があるため、治療前に必ず申告し、 推奨しない人でも勝手に判断せず医師に相談しましょう。
TMS治療の医療機関の選び方
TMS治療を検討される方の中には、薬の減薬や断薬を希望される方、あるいは「初めての不調で薬はできるだけ避けたい」という理由でTMS治療を考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。TMS治療にも、適応外となる症状や状態が存在します。そのため、初診時には医師が安全に治療を行えるかを判断し、その上でTMS治療が開始されます。また、当日にTMS治療を受けられるかどうかは医療機関によって異なります。
クリニックごとに特色があり、「減薬サポートに力を入れている」「TMS治療に特化している」「他の治療法と併用できる」など、方針や体制が異なります。無理なく通院・継続できる医療機関を選ぶことが大切です。
料金だけで判断するのは避けたほうがよいでしょう。回数制のほか、時間単位で料金を設定している場合もあり、「高ければ良い」「安いと悪い」とは一概にいえません。TMS治療にはメリットもありますが、費用面などのデメリットも考慮しつつ、十分に納得できるクリニックを選ぶことが安心につながります。
TMS治療はデメリットを理解して検討を
保険適用の薬物療法は、薬の量や服用期間によっては費用が高額になる場合も多くあります。
その点、TMS治療は自由診療ですが、治療期間の目安が分かるため、必要な治療費も明確です。 トータルでかかる費用を比べると、薬物療法の方が高かったということも大いに考えられます。
TMS治療は、これまで長くうつに苦しんできた方にとって、待ち望んでいた治療法といえるため、薬物療法を卒業したい方はTMS治療を検討してみてはいかがでしょうか。
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