パニック障害の原因とは?症状を引き起こす要因を知ろう
パニック障害の原因について解説します。 めまいや動悸、手足のふるえ、吐き気などが突然起こり生活に支障が出ていませんか。 このような症状が特に理由もなく発生する状態を、パニック障害と呼びます。 発作が起きると自分自身では対処できないため、命の危険すら感じるほど。 しかも、いつ発作を起こすかわからないため、外出することすら不安に感じると言われています。 しかし、パニック障害は正しい治療を受ければ治すことができる病気です。 この記事では、パニック障害の原因についてまとめています。 原因を知ることは、症状を抑えたり不安を軽減したりすることにつながりますので、パニック障害で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.パニック障害は脳内ホルモンの乱れによって引き起こされる2.パニック障害を引き起こす原因
3.パニック発作の原因:ストレスなど何気ない原因
4.予期不安や広場恐怖:経験からくる恐怖感が原因
5.パニック障害は適切な治療で治すことができる
パニック障害は脳内ホルモンの乱れによって引き起こされる
最近の研究によると、パニック障害は脳内神経伝達物質、つまり脳内ホルモンのバランスが乱れることで起こることがわかってきました。 主に、セロトニンとノルアドレナリンという脳内神経伝達物質が関係しているとされています。 セロトニンは、脳内神経伝達物質の情報をコントロールするもので、精神状態を安定させる働きがあります。 一方、ノルアドレナリンは恐怖感や不安を引き起こし、心拍数や血圧を上げる働きがあります。 これら2つのバランスが崩れることで、パニック状態に陥るというのが大きな原因です。
パニック障害を引き起こす原因
では、脳内ホルモンはどのようなときに乱れ、パニック障害を引き起こすのでしょうか。 パニック障害にはパニック発作、予期不安、広場恐怖という3つの主な症状がありますので、ここでは症状ごとの原因について見ていきます。
パニック発作の原因:ストレスなど何気ない原因
パニック発作とは状況に関わらず起きる発作のことです。 ストレスや過労、寝不足などな何気ないことが原因で発作を起こします。 発作自体は誰でも起る可能性があり、「パニック発作=パニック障害」ではありません。 パニック障害は、このパニック発作からスタートすることが多いとされています。 パニック発作への不安感が1ヶ月以上頭から離れない場合や、不安感が原因で1ヶ月以内に再び発作を起こしてしまうと、パニック障害になってしまう可能性が高いです。 少しでも思い当たることがある人は、早めに専門機関へ受診しましょう。
予期不安や広場恐怖:経験からくる恐怖感が原因
パニック発作を繰り返すと「予期不安」や「広場恐怖」という症状がでるようになります。 「予期不安」とは、再度パニック発作を感じることへの恐怖感、あるいは発作の予兆に対して不安になることです。 「広場恐怖」とは、発作への不安から、家から離れた場所や人の多い場所に行くことに恐怖感を覚えるようになることで、外出困難になったり電車に乗れなくなったりなど生活に支障がでるようになります。 一般的にパニック障害は、パニック発作にはじまり予期不安そして広場恐怖へと重症化する傾向にあります。 このように、症状によって原因が異なることもパニック発作の特徴です。
パニック障害は適切な治療で治すことができる
いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことで、パニック障害の原因ついてご理解いただけたと思います。 パニック障害は、原因を知ることが改善への一歩となります。 パニック障害について悩んでいる人は、お気軽にご相談ください。
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