メニュー

TMS治療はうつ病治療の救世主って本当?薬に頼らないとっておきの方法

[2021.03.23]

この世の中、さまざまな事情や悩みがあって精神的に疲れている人は非常に多いのではないでしょうか。

しかし、精神的な悩みは通院しづらいということもあり、なかなか治療に前向きになれません。

なぜなら、後ろめたさがあったり、症状によっては投薬治療をしなければならなかったりするからです。

薬を飲んだからと言って改善される保証はありませんし、減薬をしたい、働きながらの治療を望む人が多いです。

そこで今注目を集めているのが、TMS治療です。

今回はTMS治療について詳しくお話ししますので、参考にしてみてください。

TMS治療とは?

TMS治療とは磁気刺激治療とも言い、アメリカで生まれたうつ病を治療する方法のことを指します。

英語表記では、repetitive Transcranial Magnetic Stimulation(反復経頭蓋磁気刺激法)となり、頭文字をとるとTMSとなることから、そのように呼ばれています。

TMS治療は、磁気刺激により脳の特定部分を活性化させることで、低下した機能を戻せるという特徴があります。

しかし、なぜうつ病にTMS治療が用いられるのでしょうか。

薬を必要としない治療がメイン

うつ病の内容によっては、カウンセリングだけではなく投薬治療をすすめられます。

風邪薬のように数日飲めば治るものならいいですが、うつ病の場合は違います。

うつ病の投薬治療は、場合によっては数か月や数年かかることがありますし、副作用も強いケースがあります。

当然、仕事や学校、家事育児をしている人からすれば薬のせいで正常に体が動かないと、余計にしんどくなってしまいます。

TMS治療は、そもそも投薬の手段を取らないため大きなメリットに感じられるというわけです。

投薬でおきる副作用が少ない

薬の種類にもよりますが、さまざまな副作用がついてまわります。

たとえば、眠気やめまい、ふらつき、吐き気、下痢、性欲低下など多岐にわたります。

とくに、飲みはじめは体が慣れていないせいか副作用が強力に働き、思うように体が動かなくなってしまうことがあります。

TMS治療の場合個人差はありますが、軽度の頭痛くらいしか副作用はないという特徴があります。

治療期間が短い

一般的にうつ病の場合は、症状が重ければ重いほど長期にわたって治療を行います。

長期になると1年から3年は平気で治療を続けなければなりませんので、日常生活や仕事にも大きな影響を与えてしまいます。

TMS治療の場合は人によりますが、はやくて3週間から6週間程度の治療期間で第一クールが終わります。

人によっては症状が異なるため、その後様子を見ながら維持治療等を行います。

TMS治療の安全性について

TMS治療という名前をはじめて聞いた人からすれば、それって大丈夫なのか、と思ってしまうことでしょう。

TMS治療は投薬と比較すれば副作用が少ないため、非常に安全性の高い治療と言えます。

治療の前後に麻酔をすることがありませんし、あっても磁気による軽い頭痛程度で済みます。

TMS治療はなぜうつ病に効果的なのか

うつ病は、こころの病気でもありますが実は脳の病気でもあると考えられています。

なぜなら判断や意欲、興味などの機能(背外側前頭前野)がうまく働かなくなるからです。

そのため、背外側前頭前野を磁気治療により脳を活性化させるというわけです。

脳を活性化させることで、意欲や判断、興味など本来あるべき姿に戻してくれます。

すでにTMS治療の効果は立証されており、アメリカをはじめオーストラリアやカナダなどでは、うつ病の治療法として認められています。

日本では2017年に医療機器として、薬事承認された新しい治療法と言えます。

こんな症状ならTMS治療を考えよう

いざ、精神的にしんどいと思っていても、どういう基準でTMS治療を受ければいいのでしょうか。

受診する個人差はありますが、参考程度にチェックしてみてください。

抑うつ気分

抑うつ気分とは、意味もなく気分が沈んだり落ち込んだり、悲しくなったりする現象のことを指します。

本来であれば好きな趣味は心から楽しめますが、抑うつ気分の場合は気分が沈んでいるため、楽しめる気分ではなくなります。

一見、ただの元気がないだけのように見えるため、本人は気づかないことが多い傾向にあります。

実際にはうつ病だった、なんてことがありますので、少しでも様子がおかしいと思ったのであれば受診をしてみてはいかがでしょうか。

なぜか疲れやすい

人は、スポーツをしたり仕事をしたりなど、体を動かすと疲れるというのは当たり前のことであります。

しかし、何もしていないのになぜか疲れやすくなっている場合があります。

それは肉体的にではなく、精神的に疲れている可能性があります。

精神的に疲れていると、本当に何もやる気がでないため、はやめに治療をするべきと言えます。

ぜんぜん眠れない

寝ようと意識すればするほど、眠れなくて不眠になった人は非常に多いのではないでしょうか。

とくに寝る前に、嫌なことや悲しいことを考えてしまうと、確実に眠れなくなってしまいます。

当然不眠が続くと、肉体的にも精神的にも大きな負担となるため、悪化しないうちに治療をするべきと言えます。

TMS治療を受けたいけれどどこに通院するべき?

単純に、うつ病を治したいと思った場合、最寄りの心療内科や精神科などに足を運べば、カウンセリングや治療ができます。

ですがTMS治療を受けたいと思った場合、どこに通院するべきなのでしょうか。

さまざまな症状に対応できる

基本的に、TMSはまだ新しい治療法のため対応していない医療機関が多い傾向にあります。

ですから、まずはTMS治療に対応しているのかどうかを確認することが重要です。

また、TMSだけではなく一般のカウンセリングや薬物治療など、どちらも行っている医療機関が望ましいと言えます。

なぜなら、薬物治療とTMS治療のバランスが大切だからです。

たとえば、薬物治療中に薬の量を調整しながらTMS治療を導入したり、TMS治療の度合いを見て減薬したりなどに対応できるとベストです。

どちらも対応できる医療機関であれば、ひとつに偏ることがないため、適切な治療が可能となります。

TMS治療の実績がある

どんなサービスでもそうですが、経験があるのとないのとでは、どちらにお願いしたいと思いますでしょうか。

答えは経験があるところです。

TMS治療のような、自分の体に影響があるものはとくにそう思うはずです。

ですから、TMS治療を検討しているのであれば、どれくらいの経験や実績があるのかを聞いておくといいでしょう。

通院しやすい

いくらTMS治療を受けたいからと言っても、住まいからかなり遠い場所の科を指定してしまうと通院が大変になってしまいます。

TMS治療は1回だけではなく、複数回の治療により改善されるため、通えることを考えなければなりません。

予約が取りやすい

どの心療内科も精神科も、かなりの利用者が多いため、なかなか予約が取れないなんてことがあります。

体も気持ちもしんどいのに、受診できるのが数か月後、なんてことになればかなりの辛さ
があるはずです。

ですから、今日明日の予約は難しいにしても、はやい段階で予約できるよう、あらかじめ余裕をもって確認しておくと安心と言えます。

TMS治療なら「赤羽すずらんメンタルクリニック」へお任せ

もし、薬を使わない治療がしたいとお考えなら赤羽すずらんメンタルクリニックにお任せください。

当院は、薬を必要としないTMS治療をはじめ、一般的な薬物治療などどちらにも対応しているクリニックです。

薬物治療はもちろん、今まで薬ではなかなか治らなかった、副作用がしんどい、減薬したい、働きながら治療をしたいなどの悩みがありましたら、当院で解決できます。

TMS治療のまとめ

精神的な問題で悩んでいるのに、薬を飲み続けても改善されないことがよくあります。

かといって、勝手に辞めてしまうと余計にしんどくなってしまいます。

もし、精神的な問題をはじめ薬や副作用などでお悩みでしたらTMS治療を受けてみてはいかがでしょうか。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME