心療内科の通院歴は転職に影響する?転職活動の不安をまとめて解消
心療内科への通院歴はあるけれど、症状が落ち着いているから、ぜひ仕事をしたいという人は多いでしょう。 しかしそこで不安になるのが、志願先企業に心療内科への通院がわかったら、転職に不利になるのでは…いうことではないでしょうか。 また、もし不利になるなら、通院歴を隠して転職活動をしたいと考えている人もいるかもしれません。 通院歴を志願先企業に伝えなくても問題ないのかどうかも知りたいですよね。 この記事では、心療内科に通院歴があるけれど転職にむけてがんばりたい人に向けて、転職活動で不安を感じやすいポイントをまとめました。 心療内科の通院歴を不安に思わず、堂々と転職に向けて動き出すために、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.志願先企業から心療内科の通院歴を尋ねられることはある?2.通院歴を尋ねられることがあるのはなぜ?
3.自分から心療内科の通院歴を明かすべき?
3-1.通院歴がばれてしまう可能性はある?
3-2.伝えたほうがよい場合
3-3.心療内科の通院歴は転職に不利なの?
4.心療内科の通院歴に負い目を感じず、転職を成功させよう
志願先企業から心療内科の通院歴を尋ねられることはある?
心療内科に限らず、通院歴は非常にセンシティブな個人情報です。 通院歴は個人情報の中でも、他人に知られると社会的な不利益を受ける可能性がある「機微情報」に含まれます。 単なる情報収集を目的として尋ねることはできないため、多くの企業では通院歴を尋ねることはありません。 しかし、一部の企業では心療内科の通院歴を尋ねるケースがあるようです。
通院歴を尋ねられることがあるのはなぜ?
社員となる人のメンタルヘルスについて企業があらかじめ知っておきたいのは、予期せぬ休職や退職による人材不足を避けたいからでしょう。 しかし、通院歴を含む機微情報の開示は、書面でその利用目的を明らかにする必要があるほど、慎重に扱うべき情報で、安易に尋ねてよい事柄ではありません。 その一方で、機微情報を定義することは難しく、尋ねること自体を規制することは法的に困難であることも事実です。 しかし、機微情報に当たる通院歴や既往歴を尋ねられたときには、回答を拒否する権利があります。 転職時には、志願先企業から通院歴を尋ねられる可能性があることや、もしも通院歴を尋ねられたときには拒否する権利があることは、先に知っておくとよいでしょう。
自分から心療内科の通院歴を明かすべき?
志願先企業から尋ねられなくても、面接で伝えるべきか迷う人もいるのではないでしょうか。 結論から言うと、自分から心療内科の通院歴を伝える必要はありません。 伝えなければならないという義務はないので、業務に支障がないようなら、あえて伝える必要はないでしょう。
通院歴がばれてしまう可能性はある?
「もしかして自分の知らないところで心療内科への通院歴がばれてしまうのでは?」などと不安に思う人もいるかもしれません。 しかし、健康保険組合などから企業に情報が開示されることはありません。 心療内科に限らず、どのような病院への通院歴も、直接本人に聞く以外の方法で企業側は知ることができないのです。
伝えたほうがよい場合
あらかじめ心療内科への通院について伝えておいた方がよい場合もあります。 それは、通院のためにお休みをもらいたいなど、業務内容に配慮してもらいたい場合。 あらかじめ伝えておくと、周りが配慮しやすいというメリットもあります。
心療内科の通院歴は転職に不利なの?
心療内科の通院歴は転職に関係しないといった意見がある一方で、面接で通院歴を話したことで不利になったというケースも聞かれます。 総合的に見ると、心療内科の通院歴が転職に不利になるかどうかは、一概には言えないようです。 もし通院歴を伝えておく場合は、業務に支障がない旨の診断書を提出しておくと、企業側も判断しやすいのではないでしょうか。
心療内科の通院歴に負い目を感じず、転職を成功させよう
いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことで、心療内科の通院歴が転職に影響するのか、面接などで志願先企業に伝えるべきかについてご理解いただけたと思います。 自分に心療内科の通院歴があると負い目を感じてしまう人もいるようですが、自分の魅力や強みをしっかりとアピールして、転職を成功させてくださいね。
もし万が一、心の病で退職を決意した場合、心療内科で診断書をもらった際の退職手続き についてもご紹介しているのであわせてご覧ください。
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