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うつ病患者への接し方とは?周囲の言動が回復への重要なポイント

[2021.07.09]

うつ病は、誰でもなりうることがある、珍しくない心の病気です。 しかし実際に、自分の身近な人がうつ病になってしまったとき、どう接したら良いのか悩むかもしれません。 そこで今回は、うつ病患者との接し方や、かけてはいけない言葉などを紹介します。 うつ病は、薬や休養などの治療の他に、周囲の人の接し方が症状の回復や悪化に大きく関わる病気です。 正しいと思っていた接し方が、実は間違っていたということもあります。 身近な人がうつ病になってしまった方や、うつ病かもしれないと思っている方は、間違った声かけや接し方で大切な人のうつ病を悪化させないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

 

うつ病患者との接し方

まずは、うつ病患者との接し方のポイントをみていきましょう。

うつ病患者との接し方
・相手の話をよく聞き、理解と共感を示す
・会話の内容よりも、感情をくみ取ってあげる
・自分は味方であなたに関心があるということを伝える
・病んでいる部分を指摘するのではなく、健康的な部分を評価する
・休める環境づくりをし、十分に休養するよう勧める
・治る病気だと伝える
・安易に励ましたり、無理に気晴らしに誘ったりしない
・重要な決定はひとまず延期して、回復してから決めるように勧める
・病院の受診や服薬が続けられるようにサポートする

以上のポイント以外にも、自分自身がうつ病患者の問題に巻き込まれ、動揺してしまわないように感情をコントロールすることも大切です。 うつ病患者と正しく接するためには、相手のストレスに負けない自身の心の健康がポイントになります。 なんとなく良いと思った方法で接するのではなく、正しい知識を身に付けることが、冷静さや落ち着いた態度へと繋がるでしょう

うつ病患者に対してかけてはいけない言葉

次に、うつ病患者に対してかけてはいけない言葉を具体的に紹介していきます。

うつ病患者にかけてはいけない言葉
・「誰にでもあること」「大した問題ではない」「もっと大変な人はいる」など、うつ病を軽視した発言
・「いい加減にして」「私を困らせたいの?」「だらだらしてないで何かして」のような、感情的な言葉
・「頑張って」「やればできる」「元気を出して」などといった、励ましの言葉
・「まだ治らないの?」「早く良くなって」など、回復をせかすような発言
・「どうしてそうなったの?」「原因はなに?」などの追及
・「心が弱い」「気合いが足りない」などといった否定的な言葉

紹介したような言葉は、うつ病患者をさらに追い詰めてしまい、病状を悪化させてしまうきっかけになりかねません。 何を言えば良いのか分からなくなってしまったときは、 あえて言葉をかけず、無言で寄り添うだけにしましょう。

うつ病患者と接するときは共感と理解が大切

いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことで、うつ病患者との接し方についてご理解いただけたと思います。 うつ病患者と接するときには、共感し、気にかけてあげることが大切です。 少しでも楽になり回復へと近付けるよう、理解し見守りましょう。

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