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心療内科で血液検査をするのはなぜ?その理由と重要性

[2021.07.07]

心療内科では、血液検査をすることがあります。 しかし、心療内科でなぜ血液検査が必要なのか、疑問に感じる人もいるのではないでしょうか。 今回は、心療内科への通院を考えている人、心療内科で血液検査を行う理由が知りたい人に向けて、その理由やそこからわかることなどを紹介します。 心と身体の症状は、密接に関わりがあるといわれています。 そのため、血液検査は心療内科の診察においても大切な判断材料になるのです。 心身の状態に適した治療を迅速に行い、治療期間を短縮するためにも、血液検査は重要といえます。 血液検査をすることの大切さを理解するために、ぜひご一読ください。

 

身体の状態を把握するため

心療内科が血液検査をする理由の一つに、患者の身体の状態を把握することがあります。 身体の不調はメンタルに影響を与えることもあり、今の症状が身体の状態からきているかどうかを血液検査の結果からも診るというわけです。 例えば、うつ症状が内臓の不調からきていることもありますし、抑うつ状態や不安、イライラ、不眠などの症状が、実は甲状腺ホルモンのバランスが崩れていることが原因だということもあります。 また、甲状腺疾患はメンタルに不調をきたす場合があり、血液検査はその鑑別にも重要な情報源となります。 パニック発作など精神症状として現れやすい動悸や息切れ、めまいなどは、血液検査をしてみたら、実は精神症状ではなく貧血症状であったというケースもあります。 心療内科では、初診に血液検査をすることで、栄養状態の良し悪しなどを診ます。 そして、患者さんが悩んでいる症状が心と身体、どちらからの影響が大きいのかなどを総合的に判断し、治療方針を決めていくのです

こちらの記事では、心療内科を受診するメリットについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
心療内科を受診するメリットとうつ病の初期症状

血中濃度を把握するため

心療内科では、診断を行ったうえで投薬を行う場合もあります。 薬によっては、投与量などを慎重に検討しなければなりません。 その場合、血中濃度を測定しながら治療を進める必要があります。 また糖尿病がある場合には、使用できない薬もあります。 的確な薬を選択、投与量決定し、薬の効果を十分に生かしながら安全に治療を進めていくためにも、血液検査は大切なのです。

副作用防止のため

心療内科では、血液検査を初診時以外にも定期的に行うことがあります。 それは、服薬を続けるうえで、肝機能障害や腎機能障害などの副作用が現れていないかを調べるためです。 また、糖尿病や高脂血症の持病を持つ場合、その悪化や、薬剤中毒症状などを事前に防ぐためにも重要といえるでしょう。

心療内科の血液検査は必要な治療の一環

いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことで、心療内科で血液検査をする理由についてご理解いただけたと思います。 採血検査は、診断や、治療を安全に進めていくための大切な過程の一つです。 頻度やタイミングは、持病や年齢、薬の種類などによっても異なりますので、不安な場合は遠慮せず、かかりつけ医に相談してみましょう。

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