妄想には種類がある?症状を知って改善の糸口を見つけよう
[2021.07.03]
妄想とは、非現実的なことや間違ったことをまるで現実のことのように思い込む症状のことです。 その考えを周囲が訂正しても、なかなか受け入れることができないのが特徴のひとつ。 種類としても、被害妄想や関係妄想など、細かく分けるとさまざまな種類があります。 今回は、ご自身やご家族が症状でお悩みの方のために、妄想にはどのような種類があるのか詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
妄想の種類
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- 症状は、ある程度パターンが決まっており、被害妄想や関係妄想などは妄想の代表的な症状と言えるでしょう。 妄想は、統合失調症やパーソナリティ障害、認知症など多数の病気の症状として現れることが多く、それぞれの病気によって現れる種類はある程度決まっていると言われています。 今回は、代表的な被害妄想と関係妄想、その他の3つに分けてご紹介していきます。
被害妄想
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- 妄想の種類の中でも、多くの人が思いうかべるのが被害妄想ではないでしょうか。 被害妄想とは、嫌がらせをされている、悪口を言われているなど、自分が他人から攻撃を受けていると思い込む症状のことです。 症状がひどくなると、攻撃から自分を守るために、他人に攻撃的な行動に出る場合もあります。
関係妄想
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- まわりの人の言動や起こる出来事のすべてが自分に関係していると思い込む症状を、関係妄想と言います。 すれ違った人が咳ばらいをしたら、それを自分への警告だと思ったり、メディアの出演者が自分にメッセージを送っているように感じたりするのは、関係妄想の一種です。
その他の妄想
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- お金には困っていないのに「支払いができない」「借金がたくさんある」と訴える貧困妄想。 「宇宙人とテレパシーでつながっている」「世界的なスパイに見張られている」と主張する奇異な妄想。 自分の能力や資質を過剰に評価し「有名人の子どもだ」と主張する誇大妄想。 「金品など大切なものを盗まれた」と訴える物盗られ妄想。 妄想には書ききれないほど多くの種類があります。
妄想にはさまざまな種類がある
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- いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことで、妄想にはどのような種類があるのかがご理解いただけたと思います。 当てはまる症状があり自分だけではなかなか改善が難しい場合は、一度専門家に相談してみることをおすすめいたします。
- また、これら妄想がどんな病気を引き起こす可能性があるかも知っておくと良いでしょう。
- 妄想から生まれる病気とは?病気ごとの症状や特徴も紹介しているのでご参考ください。
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