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妄想から生まれる病気とは?病気ごとの症状や特徴

[2021.07.02]

事実でないことや現実ではありえないことを思い込んでしまう「妄想」。 思い込んでいる本人は、周りの人が訂正しても受け入れることができません。 そんな妄想は、被害妄想や嫉妬妄想など一人ひとり症状が異なるほか、色々な病気の症状として表れることがあります。 病気によっては、妄想のみでなく、幻覚や意欲の低下が症状として出ることも。 症状が悪化すれば、私生活や仕事などで問題が起きてしまう可能性もあります。 そこで今回は、妄想から生まれる病気を4つご紹介します。 妄想や身体の変化にお悩みの方、妄想と関わる病気について知りたい方は、ぜひ参考になさってください。

 

 

病例1:統合失調症

          • 統合失調症は、妄想をはじめ、幻覚や意欲の欠如などが症状として出てくる病気です。 はっきりとした原因は分かっていませんが、生活する中での過度なストレスがきっかけとも言われています。 また、この病気は、健康時にはない症状が表れる「陽性症状」と、健康時にあったものが失われる「陰性症状」に分かれているのが特徴です。 妄想は、陽性症状に該当し、主な症状には、被害妄想や関係妄想などがあります。 陰性症状では、意欲や集中力の低下や、引きこもりがちになることもあり、日常生活において支障をきたすことも少なくありません。
          • こちらの記事では、統合失調症について理解を深めたい人に向けて、主な症状の種類や症状の経過などを解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
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病例2:パーソナリティ障害

    • パーソナリティ障害は、一般的な多数の人とは違う行動や異なる反応が出る障害で、それにより本人が苦しんだり、社会活動に問題が生じたりします。 この病気は、全部で10タイプに分類されており、症状は3グループに分かれています。 その中で妄想と繋がりがあるのは、妄想性パーソナリティ障害です。 主な症状は、他人を疑ったり、不審に思ったりすること。 この思い込みが原因で、相手から危害が与えられるのではないか、裏切られるのではないか、といった恐怖を感じることもあります。またパーソナリティ障害は、そのほかの精神障害を引き起こす可能性があるとも言われています。

病例3:妄想性障害

    • 妄想性障害は、1つや複数の思い込みが短くとも1ヶ月間持続するという特徴があります。 この病気は、被愛型・誇大型・嫉妬型・被害型・身体型の種類に分かれており、人によって異なる症状が出てきます。 初期症状は、利用されていると感じたり、恨みをいつまでも持ち続けたりなど、さまざま。 統合失調症と似ていますが、この病気は幻聴や感情への変化がなく、妄想に関する症状のみなのが特徴です。

病例4:若年性認知症

    • 認知症は、年配の方が発症するイメージが多いかもしれませんが、実は30~50代の若い人が発症する場合もあります。 症状としては、妄想や幻覚、物忘れ、徘徊など、個人差があるのも特徴です。 また、中には、意欲の低下や感情の乏しさが表れる方もいるそう。 妄想以外にこのような症状が表れている場合は、若年性認知症の可能性もあるでしょう。

妄想の種類を知ろう

これらのような病気を引き起こす可能性がある「妄想」ですが、妄想には種類があるのを知ってますか?妄想の種類を知ることで、自分が該当していないかしっかり見極めましょう。

下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。


妄想には種類がある?症状を知って改善の糸口を見つけよう

 

妄想から生じる病気を把握して自分の症状と比べてみよう

    • いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことで、妄想から生まれる病気がご理解いただけたと思います。 妄想は、このように色々な病気と関わっている場合があります。 妄想にお悩みの方は、1人で悩みを抱えず、精神科やメンタルクリニックへお気軽にご相談ください。

赤羽すずらんメンタルクリニックでは駅から約1分で着く女性医師の心療内科です。

統合失調症などによる妄想でお悩みの方は赤羽すずらんメンタルクリニックへぜひ一度ご相談ください。

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