コロナうつにならないための対策方法とは?
世界に大きな影響をもたらした新型コロナウイルス。
令和2年9月に行われた厚生労働省の調査によると、コロナ禍で何らかの不安等を感じた人が、調べた人数の約半数程度になっていたことが分かりました。
日々の生活が一変し、在宅勤務になった人や自宅待機が続く人、仕事を失ってしまった人など、多くの人がコロナの影響を受けていることでしょう。
最近では「コロナストレス」や「コロナ疲れ」などといった言葉も出始めており、コロナうつに陥りやすい環境が増えてきています。
では、コロナうつにならないためにはどのような対策をとれば良いのでしょうか。
この記事では、コロナ禍において何らかのストレスを感じている人に、コロナうつにならないための対策方法を紹介していきます。
参考:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症が国民生活に与えた影響と対応」
目次
1.コロナうつ 対策1:感情を表に出してストレスを発散する2.コロナうつ 対策2:睡眠、食事、運動をしっかり心掛ける
3.コロナうつ 対策3:コロナに関する情報を意識しすぎない
4.コロナうつ 対策4:周りの人とコミュニケーションで孤独感を軽減
5.コロナうつ対策はできることからはじめよう
6.季節の変わり目にも注意!
コロナうつとは
コロナうつとは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によって引き起こされる抑うつ状態やうつ病のことを指します。
医学的な正式名称ではありませんが、パンデミックの影響で精神的な不調を訴える人が増えたことから、このように呼ばれるようになりました。
参照:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査の結果概要」
コロナうつ 対策1:感情を表に出してストレスを発散する
心の中に溜まった感情を表に吐き出すことは、ストレスを発散するうえで効果的だといわれています。
笑ったり泣いたり喜んだりすることで、気持ちがスッキリするようです。
例えば、知人とテレビ電話でおしゃべりしながら笑ってみるものひとつですし、自宅で思いっきり歌を歌ってみるのも対策のひとつです。
感動的な映画をみて涙を流してみるのもいいかもしれませんね。
誰とも話さない生活が長く続くと、感情が心に溜まりやすくなります。
そのため、感情を表に出すことを意識的にやってみるようにしましょう。 少しは気持ちがラクになるかもしれません。
こちらの記事では、気分障害の症状やうつ病・双極性障害の特徴について詳しく紹介しています。気分障害はどんな症状?うつ病、双極性障害との関連性こちらもあわせてご覧ください。
コロナうつ 対策2:睡眠、食事、運動をしっかり心掛ける
在宅勤務や自宅待機などが続くことで、食事のリズムが崩れたり運動不足になったりした人もいるのではないでしょうか。
コロナ禍で生活リズムが不規則になり、ぐっすり眠れなくなったなどの悪循環に陥らないよう、規則正しい生活を心掛けることが大切です。
自粛についても、時間がとれたといういい方向にとらえ、普段はやらない手料理をしてみたり、動画をみながら運動やストレッチを行ったりするのも良いでしょう。
他にも家の掃除をしてみたり、家の近くをお散歩したりするのもおすすめです。 身体を動かせば気分が晴れることもあるので、ぜひ取り入れてみてください。
コロナうつ 対策3:コロナに関する情報を意識しすぎない
新型コロナウイルスに関する情報は、テレビやラジオ、インターネットなどさまざまな媒体から流れてきます。 毎日コロナに関する情報を読んでいると、余計に不安な気持ちになる人もいるでしょう。
その中には、間違った情報が含まれていることもあります。 コロナに関する情報を把握しておくことは大切ですが、不安に感じるときにはあまり情報を意識しすぎないようにすると良いでしょう。
コロナうつ 対策4:周りの人とコミュニケーションで孤独感を軽減
在宅勤務などで自宅に引きこもるケースが増えており、人と関わる時間が少なくなったこともストレスの要因になる場合があります。 誰とも話さなかった日が長く続けば、気分も沈みがちになりますよね。
友人や家族とオンラインで連絡するだけでも、心が安定することがあるようですので、近年増加傾向にあるオンライン飲み会などを取り入れてみるのもおすすめです。
また、ペットを飼ってみるという方法もあります。犬や猫などと触れ合うことでつながりを感じ、孤独感を軽減することができるかもしれません。
コロナうつ対策はできることからはじめよう
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、コロナうつにならないための対策方法がご理解いただけたと思います。
色々な対策方法があるので、できることからゆっくりはじめてみるといいかもしれませんね。
新型コロナウィルス感染症の影響を受けて、在宅勤務が始まった方も多いと思います。
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