テレワークによるうつを防ごう!メンタル不調を軽減する5つの対策
この記事では、在宅勤務を行っている人に向けて、テレワークによるうつを対策する方法とテレワークでうつになりやすくなる理由などを紹介していきます。 新型コロナウィルス感染症の影響を受けてテレワークを導入する企業が増加したことで、働き方や生活スタイルの変化に馴染めず、心のバランスを崩してしまう人も増えています。 新しい生活様式の中で健康に過ごしていくためにも、テレワークのうつを対策していく方法とテレワークによるうつの理由について理解を深めていきましょう。
目次
テレワークでのうつを防ぐ5つの対策
テレワークを導入したことで、気分が落ち込んだりストレスが溜まったりしている人は、次の5つの対策を試してみましょう。
対策1.時間や空間を区切る
テレワークがストレスとなる原因の1つは、同じ空間にずっといることです。 そのため、できるだけ自宅における仕事と生活のスペースを区切ることで、ストレスが溜まりにくくなるでしょう。 また、お昼に限らず1~2時間に1回は小休憩をとり、時間になったら仕事を終えるなど、時間の区切りを決めることも有効です。
対策2.自宅であっても着替える
誰とも会わずにテレワークをする日は、パジャマや部屋着で仕事をするという声もあります。 しかし、仕事着に着替えることは気分を変える働きもあるため、積極的に行ったほうがよいでしょう。 とくに、オンとオフの区切りをつけるのが苦手な人や、一日中働いている気分になりやすい人に有効な対策です。
対策3.仕事用の設備に投資する
テレワークでは、多くの人が椅子に座って行うパソコンでの作業が増えるため、肩こりや腰痛などの身体の不調も起こります。 うつにならないためには、こういった軽微な体調不良も放置しないことが大切です。 作業用デスクや椅子、デスクトップのモニターなどに設備投資を行うと、不調を軽減でき、うつに移行することを防ぐことが期待できるでしょう。
対策4.休日には楽しむための活動を行う
生活にメリハリをつけるためにも、休日は密を避けながら楽しめる活動を行いましょう。 アロマを焚いたり花を飾ったりして気分を癒したり、散歩や好きな映画を見てリフレッシュすることが大切です。
対策5.オンラインなどを活用して人と会話する
新しい生活様式では、人と会いにくく、会話をする機会も減っています。 しかし、人と話さないと気分は沈みがちになるため、オンラインなどを活用して、できるだけ会話を減らさない工夫をしてみましょう。 また、メンタルの不調を感じた場合には、早めに専門機関に相談することも大切です。
なぜテレワークでうつ病になりやすくなる?
そもそも、なぜテレワークでうつ病になりやすくなるのでしょうか。 その理由について4点ご紹介します。
理由1.1人で過ごす時間が長いため
テレワーク導入により自宅におり、一日中1人で過ごしているという方も多いでしょう。 自宅から一歩も出ずに部屋に閉じこもっていると、悲観的な気持ち・孤独を感じることも少なくありません。 どこにも行かず、パソコンと向き合いながら不慣れなテレワーク業務を黙々と続けると、知らぬ間にストレスが溜まってしまうものです。 このような1人で孤独の時間が続くことが影響して、うつ病を引き起こしてしまうケースが考えられます。
理由2.人と会う機会が減り、コミュニケーションが不足するため
テレワークにより出勤をしないことで、会社の上司や同僚と直接会う機会がなくなり、コミュニケーション量は自然と減っていきます。 人と会う機会が減れば、言葉を発することも少なくなり、その分ストレスも溜まりやすくなります。 また、人と会わないために自らのメンタルヘルスの不調に気づきにくい、そして、他人に気付かれにくいというケースも発生しています。 なるべく、リモート会議などを活用して、雑談などを取り入れながら、コミュニケーションの機会を意識的に取り入れることが大切です。
理由3.生活リズムが不規則になりやすいため
日本労働組合連合会が行った「テレワークに関する調査2020」によると、テレワークのデメリットとして挙げられる1番の理由は、「勤務時間とプライベートの時間の区別がつけづらい」という点でした。 通勤がなく、時間が有効活用できるメリットがある反面、仕事と私生活にメリハリがつけづらく、結果的に生活リズム全体が不規則になりやすい状況となっています。 メンタル不調の予防のためにも、仕事をする場所や時間を分ける工夫などが必要でしょう。
理由4.外出が減り、運動不足になりやすいため
テレワークで自宅にいる時間が長くなり、どうしてもパソコンの前に座り続ける作業が増えてしまいます。 外出のみならず、離席すらあまりすることなく、体を動かす機会が一気に減ってしまいます。 そのため、テレワークを始めてから運動不足を引き起こしてしまう人も少なくありません。 適度な運動は、ストレス発散にもつながります。 休憩時間には体を動かすために、短時間でも散歩に出かけてみたり、部屋の中を掃除してみたりするのもおすすめです。 意識的に体を動かす時間を取り入れるように心がけてみましょう。
もしうつ病で休職することになってしまったら?
仕事をすることはとても大切なことだと思いますが、それ以上に自分の健康に気を使うことは大事です。
もし心療内科などでうつ病だと診断されたら、きちんと会社に伝え、休職しましょう。
うつ病の回復に向けた休職期間の過ごし方のポイントとは?もあわせて読んでおくことをオススメします。
休職したり退職したとしても人生が終わるわけではないので、自分の体を大切にしましょうね。
テレワークによる心身の不調は対策して防ごう!
いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことでテレワークのうつ対策がご理解いただけたと思います。 テレワークによる心身の不調を感じている人は、試してみてはいかがでしょうか。
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