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うつ病で入院が必要とされる判断基準とは?主な4つの目安を紹介

[2021.04.30]

 

この記事では、うつ病での入院基準が知りたい人に向けて、その目安となる症状や状態を紹介します。

うつ病は主に、外来治療が困難となる場合や自傷行為が見られるときなどに入院の必要があると考えられています。 ご自身や身近な方のうつ病の症状に悩んでいるときには、入院の基準を知っておくことで現状を変えられる可能性が高まるかもしれません。 うつ病への理解を深めるためにも、入院基準を知っておきましょう。

 

 

うつ病で入院が必要となる4つの基準

うつ病での入院の有無は、患者に現れている症状や状態を診た医師によって判断されることがほとんどです。 ここでは、判断の基準となりやすい主な4つの状態を紹介していきます。

うつ病の初期症状については、こちらの記事をご覧ください。

うつ病入院基準その1:自傷や他害の危険があるとき

うつ病を発症している患者が次のような自傷や他害の行為に走ってしまう危険性があるときは、入院となる可能性が高まります

入院する目安となる自傷・他害行為

  • 自分で命を絶つ危険性がある
  • 自分で自分を傷つけてしまう
  • 他人に迷惑をかけてしまう
  • 家出をしてしまう
  • 他人に危害を加えてしまう

上記の行為よりもさらに危険性があると判断された場合は、自発的な入院よりも強制力がある医療保護入院や応急入院の措置がとられることもあります。

 

うつ病入院基準その2:睡眠がとれず、食事や薬の摂取が難しいとき

適正な食事や睡眠がとれない場合も入院が必要と判断されやすいです。 入院することで生活習慣が整い、症状が改善へと向かう可能性が高まるためです。

また、うつ病の症状が悪化していくと妄想などが出始めるため、薬の摂取が困難となる患者も現れます。 こうしたケースでは、外来治療の継続が困難となるため入院が必要だと判断されやすいです。

 

うつ病入院基準その3:合併症があるとき

うつ病を発症すると、糖尿病などの慢性身体疾患にも罹患しやすくなります。 これらの合併症があるときには、予後の悪化が懸念されるため、入院の判断がとられやすいです。

また、心臓冠動脈疾患やがんなども、うつ病と合併する頻度が高いと考えられています。 そのため、相互に罹患しやすい傾向がある疾患を覚えておくことも大切です。

 

うつ病入院基準その4:軽・中等症の期間が長引いているとき

軽・中等症のうつ病の多くは積極的な入院を促されませんが、治療が長引くときは、入院が良い変化につながることもあります。 仕事や家族から離れ、生活リズムが整うことが、慢性化の突破口となる場合があるようです。 医師によっては、こうしたタイミングで入院の判断をとることもあるでしょう。

 

入院になってしまう前に早めの通院を!

うつ病は早めの対処が必要です。是非入院する前に心療内科に足を運んでみるのはいかがでしょうか?こちらの記事にて心療内科に通うメリット等をご紹介しておりますので、心療内科を受診するメリットは?行くべきか迷ったらどうすればいい?是非参考にしてみてください。

 

うつ病の入院基準で気になる点はかかりつけ医に相談を

いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことで、うつ病の入院基準がご理解いただけたと思います。 うつ病の入院基準について気になる点があった場合には、かかりつけの医師に相談してみてください。

 

赤羽すずらんメンタルクリニックでは駅から約1分で着く女性医師の心療内科です。

うつ病でお悩みの方は赤羽すずらんメンタルクリニックへぜひ一度ご相談ください。

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