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妄想知覚の症状が知りたい。具体的な妄想例とは

[2021.07.04]

  妄想知覚の特徴及び、具体例について解説します。 もしかすると自分は妄想知覚を起こしているかもしれない、家族や知人が妄想知覚で悩まされている、という人はいませんか。 妄想知覚は、統合失調症をはじめとした、さまざまな精神障害の際に現れる症状です。 この記事では、妄想知覚とはどんな症状か、どのような妄想が現れるのか、具体例とともに詳しく解説していきます。 妄想知覚について詳しく知りたい方は、是非この記事を参考にしてみてください。

 

妄想知覚とは

妄想知覚とは、見えたり、聞こえたり、触れたり…という「感覚」に対して、全く脈絡のない妄想をしてしまうことです。 直感的に、独特で異様な意味づけをしてしまうために、「妄想知覚」と名付けられています。 精神医学でいう「妄想」は、「事実でない」ことを、本人が「確信」していて、「訂正ができない」という、3つの条件を満たしている状態です。 つまり、他の人なら何も思わないことや、感じたことをそのまま受け取るべきことに、独特の意味づけをして、物語を作り上げてしまう症状を指します。 特に統合失調症の人は、妄想を「本当に体験したこと」と思っているので、無視したり、放っておいたりすることができません。 そのため、不安や恐怖にさいなまれ、日常生活にも大きな影響を及ぼしてしまうのです

妄想知覚の具体例

妄想知覚の症状にはどのようなものがあるのか、具体例を挙げてご紹介しましょう。 例えば、自宅の前に車が止まっていたとします。 普通なら何も感じないか、せいぜい「あぁ、家の前に車が止まっているな」としか思わないでしょう。 しかし、妄想知覚の人は、「自分の家の前に見知らぬ車が止まっている。これは、自分を狙っている組織が、見張りを付けているに違いない」と妄想するのです。 また、どこかでドアが閉まる音が聞こえたら、「あのドアが閉まる音は、『今からお前を殺すぞ』という意味だ。私は殺される」と妄想するケースもあります。 同じような例として、誰かが咳をすれば「あの人が咳をしたのは、私のことが嫌いだからだ」などと考えてしまうこともあります。 このように、妄想知覚は、妄想する内容が現実的には決してあり得ないことでも、本人はその内容を確信しているため、訂正できません。

こちらの記事では、ご自身やご家族が妄想の症状でお悩みの方のために、妄想にはどのような種類があるのか詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

妄想知覚は放置せず、適切な治療を受けましょう

いかがでしたでしょうか? この記事を読むことで妄想知覚の特徴及び、具体例がご理解いただけたと思います。 妄想知覚は、他の人が非現実的だと思っていても、本人にとってはとても不安で恐ろしいものです。 妄想知覚が疑われる場合は、放置せずに、早めにクリニックにかかりましょう。

赤羽すずらんメンタルクリニックでは駅から約1分で着く女性医師の心療内科です。

妄想知覚でお悩みの方は赤羽すずらんメンタルクリニックへぜひ一度ご相談ください。

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