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うつ病にはどんな種類がある?双極性障害との違いを知ろう

[2021.10.31]

 

今まで元気に日常生活を送っていた人でも、十分なり得るうつ病。                                                                       うつ病とは気分障害の一つで、発症の原因は正確にはわかっていませんが、身体的ストレスや精神的ストレスなどにより、感情や意欲を制御する脳の働きに不調が生じることが引き金になると考えられえています。

日本では現在100人に6人が一生涯のうちにうつ病を経験するという調査結果もあり、男性よりも女性の方が発症しやすく、その数はおよそ1.6倍。

この記事では、身体や心に不調を感じている人をはじめ、仕事や家事・育児で忙しくストレスを感じている人など、幅広い女性へ向けてうつ病の種類について紹介します。

ぜひ参考にしてください。

うつ病とは

うつ病は大うつ病性障害とも呼ばれ、気分が落ち込む抑うつ状態のみが続きます。

生活上のさまざまなストレスが引き金となり、現在ではこの大うつ病性障害の発症の割合が増えています。                                                      大うつ病性障害を発症すると以下のような精神症状や身体症状が現れ、日常生活に支障をきたすこともあります。

精神症状としては一日中気分が落ち込み、ふさぎ込んでしまう、焦燥感や気分が落ち着かない、涙もろい、思考力や集中力の低下、自殺願望や死について繰り返し考えるなどがあります。

身体症状には動悸やめまい、疲れやすい、食欲がない、眠れない、体重の変化、胃痛や下痢、便秘などがあります。

うつ病と違う?双極性障害とは

気分障害の一つであるうつ病ですが、これに似ている双極性障害という病気があります。

双極性障害は以前「躁うつ病」と呼ばれていたため、うつ病と同じだと間違われやすいですが、うつ病とは少し異なるものです。

では、双極性障害とはどういった病気なのでしょうか。                                                                           

うつ病と同じと勘違いされることもある双極性障害は、気分がいい状態(躁状態)と落ち込んだ状態(うつ状態)が交互に繰り返される病気です。                                    躁状態では気分が高まり、誰彼かまわず話しかけたり、一睡もせず動き回ったりと活動的になるほか、それがギャンブルや喧嘩などにつながり社会的信用を失うことも。

人は誰しも幸せな気分のときと悲しい気分のときがありますが、周りから見ても感情の起伏が激しく、家族や周囲の人が困るようなことがあれば、それは双極性障害かもしれません。                           双極性障害の抑うつ状態は、大うつ病性障害の症状とほとんど同じですが、原因や経過、治療法、使用する薬は基本的に異なるので注意が必要です。

こちらの記事では、躁状態と抑うつ状態を繰り返す「双極性障害」を治す効果があるとされているTMS治療のメリット・デメリットについて解説しています。
あわせてぜひご覧ください。
 

うつ病の種類

では、先に紹介したうつ病の種類について紹介していきましょう。

うつ病は複数の種類に分類されます。 ここでは、代表的なタイプについて見ていきましょう。

メランコリー型うつ病

メランコリー型は典型的なうつ病と呼ばれるタイプです。

仕事や責務などに過剰に適応することで、脳がエネルギー切れしてしまうような経過を辿るものを指します。

このタイプの特徴として、楽しいことがあっても気分が一切晴れない、食欲不振や体重の減少、朝に気分が激しく落ち込む、過度な罪悪感などが挙げられます。

非定型うつ病

非定型は「新型うつ病」や「現代型うつ病」と呼ばれるうつ病の総称のことです。

20代から30代の女性を中心に発症者数が増加しており、他責思考や過眠、過食、ストレスを感じない事象に対しては気分がいいなど、従来のうつ病と違い気分反応性が高いうつ病の種類です。

季節型うつ病

季節型うつ病は非定型うつ病の一つです。

特定の季節に発症し、抑うつ状態に現れる症状を約半年のサイクルで毎年繰り返すという特徴があります。

夏場と冬場に発症しやすく、それぞれ原因や対処法も異なります。

産後うつ病

産後うつ病は、出産後に精神的に不安定な状態に陥ることです。

出産によってホルモンのバランスが乱れることや、育児に対する不安、環境の変化などといったストレスが発症の原因とされています。                                              産後1ヶ月以内の発症が多く、妊婦の約3%が産後うつを経験すると言われています。

うつ病は自分で判断せず、無理せず受診を

いかがでしたでしょうか?

この記事を読んでいただくことで、うつ病の種類をご理解いただけたと思います。

うつ病は放っておくとどんどん悪化する病気です。                                                                            身体や心に不具合を感じたら決して放置せず、すぐに専門医へ相談しましょう。

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