心療内科にもセカンドオピニオンは有効? 症状改善のために必要なこと
心療内科に通っていて、通院が長く続くと「長期間治療を続けているけれど、症状が横ばいのまま」「この薬は必要なのか、合っているのか」など、治療について疑問を持つこともあるでしょう。
そんなとき、セカンドオピニオンの検討をすることがあるかもしれません。
しかし、セカンドオピニオンというと癌(がん)などの難しい病気の際に受けるイメージがある人も少なくないはず。 難しい病気のほうが治療に対する不安や疑問は多いかもしれませんが、心療内科にかかっている病気でも治療方法に不安を感じることはあるでしょう。
今回は、心療内科にセカンドオピニオンは有効なのかを解説します。 心療内科に通院中で、他の医師の意見を聞いてもいいのか迷っている人は参考にしてみてください。
セカンドオピニオンは有効?
セカンドオピニオンとは、患者さんが納得いく治療をするために、現在通っている病院ではない別の医療機関の医師に診察などをしてもらって、第2の意見を求めることです。
セカンドオピニオンというと、癌などの難しい病気のときに受けるイメージが多いかもしれませんが、糖尿病やヘルニアなどの身近な病気、うつ病やパニック障害、統合失調症といった心療内科にかかる病気についても相談することが可能です。
セカンドオピニオンは、担当医を変更することではなく、治療について患者さんが深く理解し納得して進めることを目的としています。 そのため、現状の治療方法や薬に納得できないとき、疑問を持ったときに、他の医師の意見を聞くというのは、とても重要で有効なことと言えるのです。
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心療内科でセカンドオピニオンを検討すべきとき
うつ病や統合失調症などの心療内科にかかる病気は、外科や内科の病気と治療方法が全く異なります。
外科や内科の病気は、投薬や手術など早めに治療を開始する病気が多いのに対して、心療内科の病気はじっくり時間をかけて医師と対話することで、症状の評価をして投薬などの治療をしていきます。
知識や経験に大きな差はなくとも、医師のもつ考え方や雰囲気によって治療方法が変わってくる可能性もあります。
また、心療内科において担当医との相性は非常に重要です。 そのため、治療方法も含めて担当医との相性があまり良くないと感じたときにセカンドオピニオンを検討する人がいるかもしれません。
セカンドオピニオンに行く前には、現在の担当医に、本心をすべて伝えられているかどうか考えてみてください。
本心を包み隠さず話すことは、診療の一部でもありとても重要なことです。
「薬が合っているかわからない」「今の治療で調子が良いと感じられない」などの治療に対しての気持ちはもちろん、「セカンドオピニオンを受けてみたい」という気持ちも遠慮せず伝えてみましょう。 本心をすべて伝えることは失礼になるのでは? という心配はいりません。
心療内科の医師は、そういった患者さんの気持ちに動じることはありません。
むしろ、遠慮せず対話することで理解が深まり、症状が良くなる場合もあります。
自分の気持ちを伝えた上で、やはり治療に納得できないときは、セカンドオピニオンを検討してみましょう。
セカンドオピニオンを受けるときに注意したいこと
担当医とは別の医師の意見を聞くことで、より病気への理解を深めることができるセカンドオピニオンですが、場合によっては、「現在の担当医と同意見で新しい意見が得られなかった」「違う視点からの意見をもらったことでさらに混乱してしまった」という結果をもたらす可能性があります。 また、自費で診察料を払うケースもあるため、受診はよく検討することが重要です。
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心療内科でもセカンドオピニオンは有効
いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことで、心療内科にセカンドオピニオンが有効であるかどうかご理解いただけたと思います。 心療内科に通っていて、なかなか症状が改善しないと悩んでいる人は、一度セカンドオピニオンを検討してみるのもいいかもしれません。
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