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症状別に知りたい、心療内科に行くべき目安は?

[2021.06.30]

この記事では、心療内科に行くべき目安や行くメリットについて解説します。 ストレス・不安・不眠などの悩みを抱えているときに、心療内科に行ってもいいのかと悩んでしまっていませんか? しかし、悩んでいるうちにどんどん症状が悪化していく可能性もあります。 心療内科に行くべき何かしらの目安がわかれば、心療内科に行って適切な処置を受ける事で症状が軽くなるかもしれません。 今回は、症状別に心療内科に行くかどうかの判断基準や行くメリットをまとめました。 気になる症状があるけれど、心療内科を受診しようか判断に迷っているという方は、参考にしてみてください。

 

心療内科に行くべき目安を知りたい

症状別に心療内科を受診する目安を紹介します。

 

不安やストレス症状

不安感やストレス、倦怠感によって憂鬱な状態が2週間以上続くときは、早めに心療内科を受診しましょう。

理由としては、不安やストレスによってうつ病を患っている可能性があるからです。 うつ病は、軽い症状から重い症状まで様々あり、ストレスや不安感が原因で起こる事があります。 気分が落ち込みやすくなる、やる気が出ないなどの心の状態を放置していると、どんどん症状が進行していく可能性があるので注意が必要です。 不安感や倦怠感には、明らかにストレスの原因がわかる場合と、わからない場合があると思います。 軽度のうつ病の場合には、風邪に似た症状が現れる場合もあるため、まずはかかりつけ医に相談するのも良いでしょう。 うつ病を患った人の中でも、体の倦怠感や疲労感を感じて、内科や産婦人科などを受診して検査をしてから、心療内科を紹介してもらったケースもあります。

 

不眠・睡眠障害

寝付きが悪くなったり、眠れているのに疲れがとれなかったり、睡眠に関する悩みを抱える人は少なくありません。 不眠の原因としては、心の病やストレス、また薬の副作用によるものもありますが、放置していると不眠恐怖症になってしまう可能性もあります。

睡眠の途中で目が覚めてしまったり、寝付きが悪く朝までほとんど眠れなかったり、などの状態が週3回以上、約1ヶ月続く場合は、心療内科を受診する目安でしょう。

しかし、寝る直前までスマートフォンの画面を見ているという人は、この行動により脳が覚醒してしまって、寝付きが悪くなっている可能性があります。 まずは自分で原因を考えてみて、改善できそうであれば実行してみましょう。 睡眠不足は日常生活に支障をきたす場合もあるので、早めに適切な対処方法を考えましょう

 

食欲不振・暴飲暴食

摂食障害につながる、食欲不振や暴飲暴食については、「今までの食欲と明らかに違いがある」「食べる量の制御ができない」などと感じたときにはすぐ受診した方が良いでしょう。

摂食障害は早めに治療を始めた方が、回復が早いとされているからです。 過度なダイエットや、体重の増加に恐怖を抱いてしまう拒食症は、栄養不足やめまいなどを引き起こす可能性があります。 一方過食症は、明らかに多い食事を食べてしまう、食べた直後に故意に嘔吐をするなどを繰り返すなどが主な症状です。 痩せたいという気持ちや、体重の増加に対する恐怖心などメンタル面から発症してしまう場合が多い傾向にあります。 自分自身ではなかなか気づきにくい病気でもあるので、家族や周りの方が気になった場合も受診をすすめてあげると良いでしょう。

こちらの記事では、うつ病などのストレスが原因で発症する「過食性障害」について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
過食してしまううつ症状「過食性障害」とは

 

初診で自分の状態をうまく伝えるには?

今回解説してきた目安に該当する方は、心療内科に一度行ってみることをオススメしますが、自分の状態をうまく伝えられるか、少なからず不安があるかと思います。

初診の段階で自分の状態を正確に伝えられるかどうかは、その後の回復度合いや回復スピードに左右します。

心療内科では初診のときに何を話すの?具体的な内容とはで詳しく解説しているのでご参考ください。

 

心療内科に行くメリット

とはいえ、心療内科に行くことに対して抵抗感がある方も多いのではないでしょうか。 ここでは、心療内科に行くメリットについて項目にわけて見ていきます。

 

悩みが解消できる

心療内科の医師は毎日患者さんの悩みを聞く、いわばスペシャリスト。 受診して相談することにより、抱えている悩みが解消できるはずです。 「ずっと不安な気持ちが続いている」「よく眠れない」「最近食欲がない」など、今抱える悩みは病院に行くほどなのか、とためらう気持ちもあると思います。

日常生活に支障があるかが受診の目安ではありますが、受診するかを考えることに苦しさや辛さを感じているなら、心療内科に行ってみましょう。 受診の結果、治療が必要なかったという場合も安心感を得られるため、どのような判断をされるにしても、受診はメリットにつながります。

 

病気を早く発見できる

精神に関する病気は症状が多様なため、特定するのがなかなか困難です。 代表的な病気としてはうつ病がありますが、適応障害や自律神経失調症、不眠症、パニック障害など考えられる疾患はさまざま。 症状が進むと、自分が今どのような状況にあるのかきちんと把握することができなくなる可能性があります。

心療内科では、問診やカウンセリングによってどの病気なのか正確に判断していきます。 しかし自分自身が状況把握できない状態になってしまっては、情報をしっかり伝えられません。 すると病気が特定できず、治療が難しくなる場合があります。 そのため、早期受診をして病気を早期発見することで、正確な治療を受けることができるのです。 また、治療を早めにはじめることにより、経過も良好になると考えられています。

 

なかなか改善しなかった体の不調が改善する

とある研究によると、うつ病患者のうち60%以上がはじめに内科を受診しています。 それは動悸や胃痛など体に何らかの不調が出たことで、内科を受診するためです。 先程も述べたように、心の病気の症状はさまざまあります。 内科では特に悪い部分を見つけられず、なかなか体の不調が治らないと悩んでいる方も多いかもしれません。そこで心療内科を受診し、心の病気と診断されて適切な治療を受けられれば、体の不調改善が期待できるのです。

 

別の病気を発見できる

体の病気かと思ったら心の病気だったというケースもあれば、逆のパターン、つまり心療内科に相談することで体の病気が発見できる場合もあります。

例えば女性に多く発症する甲状腺機能低下症は、無気力になる、食欲が低下するなどの症状が出る病気です。 心の病気のような症状ですが、この病気は甲状腺ホルモン補充薬を飲むことで症状が改善されます。 自分では症状から病気を特定することはできません。 心療内科を受診して医師との問診やカウンセリングで症状を話し、病気の特定につなげましょう。

 

心療内科の受診は気になったらすぐにでも!

今回は、心療内科に行くべき目安を紹介しました。 心療内科を受診すべきかどうか判断する材料となりましたでしょうか? もちろん、少しでも気になる事がある場合や、日常生活に支障があるので早くこの症状をなくしたいと思っている方は、すぐ心療内科を受診しても良いでしょう。 行くべきか悩んでいる方は、ぜひ目安として参考にしてみてください。

当院は駅から約1分で着く女性医師の心療内科です。

赤羽で心療内科をお探しの方は赤羽すずらんメンタルクリニックまで一度ご相談ください。

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