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幻聴を生じる4つの原因とは?一人で悩まず早めに受診しよう

[2021.04.30]

 

聞こえるはずのない声や音に悩んでいませんか? 聞こえるはずのない幻聴を感じている本人は、想像以上に辛いもの。 周囲から理解してもらえず孤立したり、日常生活に支障が出たりしてしまう人もいるようです。

 

この記事では、幻聴に悩んでいる人に知ってほしい、幻聴の主な原因について4つご紹介します。 心の病気によって幻聴が生じている場合は、適切な治療をすることで症状を改善できます。 早めに病院を受診してみてくださいね。

 

 

幻聴の考えられる原因4つ

幻聴が聞こえるのはなぜでしょうか? ここでは4つの原因について解説していきます。

 

1.統合失調症

統合失調症は10代から20代の若い世代で多く発症し、長い経過をたどる心の病気です。 さまざまな精神機能に障害が起こり、他人とのコミュニケーションが取りづらくなったり、幻覚や妄想に悩まされたりすることもあります。 統合失調症による幻聴では、話しかけられる声や、命令される声を感じる人が多いようです。

 

2.PTSD(心的外傷後ストレス障害)

PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、過去に災害や事故、暴力などの衝撃的な体験をした人がなりやすい、精神的な障害です。 PTSDの特徴的な症状が、「フラッシュバック」と呼ばれる、過去のできごとを今現在体験してるかのような感覚に陥る症状です。 フラッシュバックは、原因となる経験を連想させるようなできごとが引き金となりやすいことが知られています。 フラッシュバックが起こるときには、当時の声や音が幻聴としてよみがえることも多いようです。

 

3.薬物によるもの

大麻や覚せい剤、シンナーといった薬物は、脳に直接作用し、多幸感をもたらします。 このような薬物は依存性が強いので、自分の力ではなかなかやめることができません。 薬物を繰り返し使用していると、使用中や使用後などに幻聴や妄想を生じ、異常な行動を起こすようになってしまいます。

 

4.認知症

高齢者が幻聴を感じる原因として認知症によるものがあります。 そのなかでもアルツハイマー型認知症は、幻聴を引き起こしやすいと考えられています。 認知症による幻聴は、その場にいない子どもの声がしたり、自分の悪口が聞こえたりといった訴えが多いようです。

 

幻聴の一般的な治療方法は?

つぎに、幻聴が聞こえる原因ごとに治療方法を見ていきましょう。

 

1.統合失調症の治療法

統合失調症は、「薬物療法」と、「心理社会的な治療」を組み合わせて治療します。

「薬物療法」では、抗精神病薬をはじめ、症状によっては抗不安薬や睡眠薬、抗うつ薬、気分安定薬などもサポート的に使用されます。 統合失調症は、再発する可能性の高い疾患であり、再発により重症化するリスクがあります。 そのため、薬の調整や中止などは専門医による判断が必要です。

「心理社会的な治療」には、リハビリテーションや精神療法が含まれています。 社会生活機能のレベルが下がらないよう、また就労支援など社会的なサポートも行ってくれます。 統合失調症は、生活の状態や病状にあわた治療方法が大切です。

 

2.PTSDの治療法

PTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療は、「こころの傷の回復」と、「苦しい症状を軽減する」ことが基本です。 トラウマというデリケートな問題となるため、特殊な技法よりも、自分の話をきちんと聴いてくれる、信頼できる医師や公認心理師を見つけることが重要となります。 認知処理療法(CPT)、眼球運動脱感作療法(EMDR)、持続エクスポージャー療法(PE)などトラウマを扱う認知行動療法による効果が期待されています。 そのほかにも、SSRIなどの抗うつ薬も有効的です。

 

3.薬物によるものの治療法

治療法のひとつに、薬物依存症に特化した治療プログラムによる治療があります。 集団認知行動療法を用いた治療が中心となり、サポート的に個人精神療法や薬物療法を行う治療法です。

 

4.認知症の治療法

認知症には、治療がむずかしいものと、治療が可能なものがあります。 治療がむずかしいものは、変性性認知症(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症、前頭側頭型認知症など)です。 治療法が確立されていないことから、変性性認知症の場合は、薬物療法と非薬物療法を組み合わせて治療を行います。 治療が可能なものは、内分泌疾患、欠乏性疾患・代謝性疾患、自己免疫性疾患、内科的疾患による認知症です。 症状によって、薬物療法、非薬物療法、家族の適切な対応が求められます。

 

周りの人ができるサポートは?

統合失調症は100人に1人弱、認知症の発生率は65歳以上の場合なら5人に1人など、幻聴の原因となるものは身近なものばかりです。 そのため、ある日、家族や幻聴を訴えるケースも少なくないでしょう。 周りの人ができるサポートとして、専門家の指導のもと、本人の反応をよく観察しながら治療を進めることが大切です。 また、精神障碍者をもつ人たちによってつくられた家族会や患者会などもあります。 専門家による病気や薬物治療、福祉制度などの勉強会も行われているため、参加してみるのもひとつの選択肢としておすすめです。

 

幻聴の詳しい症状は?

今回の記事では幻聴の原因についてご説明いたしました。では症状はどんなものがあるのでしょうか。幻聴の症状にはどんなものがある?聞こえる声や音で種類が異なる コチラの記事では幻聴の症状についてご説明しておりますので、合わせてご覧ください。

 

幻聴を感じたら一人で悩まず早めの受診を!

いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことで幻聴の原因がご理解いただけたと思います。 幻聴は周りに理解を得にくいことから、一人で悩んでしまう人が多い症状です。 不安を感じたら早めに受診することをおすすめします。

 

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